乳幼児からお年寄りまで、地球上どこにいても“かぜ”にかからない人はいないでしょう。 呼吸器の最先端にある“はな”や“のど”は当然のことながらかぜのウイルスや細菌の侵入門戸となり、呼吸をして生きている以上、どうしてもさけがたい宿命でもあります。 このような外敵を門前で防ぐことができれば、病気も軽くてすむことになってきます。一般に“かぜ”は一週間位で免疫ができ治るのが普通ですが、長引くときは(かぜ)+(続発症)を考えるべきです。 特に耳鼻咽喉科領域の鼻炎や副鼻腔炎、扁桃炎や咽頭や喉頭の炎症、中耳炎等が多く、放置すると全身的に腎臓や心臓等の病気を引き起すこともあります。 昔から“かぜは万病のもと”と言われるように大切なことです。 “かぜ”になったら早期に医師の診断を受け、治療をして相談や指示を受けることが、健康を保つ一番の早道でしょう。 東京都耳鼻咽喉科医会
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