急性中耳炎

 

鼓膜の内側の中耳という場所に炎症が起こって膿がたまる病気です。

風邪で鼻やのどの炎症を起こしたときに起こりやすい病気です。

 

症状は?                                           

l         耳痛(かなりの痛みを起こすこともあります。)

l         発熱(3839℃の高熱が出ることがあります。熱が下がらない原因になることもあります。)

l         難聴(中耳に膿がたまっているため、音が伝わりにくくなります。また、重症の中耳炎の場合は、さらに奥の内耳まで炎症を起こして聞こえが悪くなることがあります。そうなると聴力が回復しないこともあります。)

 

原因は?                                           

鼻やアデノイド(鼻の奥にあります)の炎症を起こした細菌が耳管(耳と鼻をつないでいる管)を伝わって中耳に侵入することが原因と考えられています。

つまり鼻炎や副鼻腔炎またはアデノイドの炎症が先に起こって2次的に中耳炎が起こります。

 

治療は?                                          

l         軽症

飲み薬(抗生剤、痛み止め、はなみずのお薬など)、点耳薬(耳に入れる液体のお薬:抗生剤やステロイド)などで治療します。

l         重症

飲み薬や点耳薬に加えて、鼓膜切開が必要な場合があります。繰り返す場合は鼓膜に直径1mmぐらいのチューブを数ヶ月入れておきます。

 

     鼻やアデノイドの炎症に対する処置(鼻の吸引、吸入療法)も合わせて行います。

 

経過は?                                           

l         軽症

一時的に滲出性中耳炎(中耳に滲出液がたまる中耳炎:痛みや発熱はほとんど出ない)となりその後、治ることが多い。治癒までの目安は2〜4週間です。痛みがなくなっても軽い炎症が残っている場合が多いですから、医師の指示に従って通院してください。

l         重症

しばらく、急性中耳炎と滲出性中耳炎を繰り返すことが多い。特に鼻が治らないうちは、よく繰り返します。治癒までの目安は、1〜3ヶ月ですが、中には数年の経過をたどる患者さんもいます。反復性の中耳炎になりやすいので、痛みがなくても医師の指示に従って通院してください。

 

お風呂、洗髪は?                                       

痛みが強い場合や、熱が37.5℃以上ある場合はお風呂や洗髪はやめてください。耳漏(耳から膿がでていること)がある場合や鼓膜切開後も洗髪は可能ですが、耳の中に水を入れないように工夫(洗髪時にコットンを耳に入れるなどして)して洗髪してください。

 

西城 隆一郎