副 会 長 挨 拶
東京都耳鼻咽喉科医会
副会長 中澤 宏
平成30年度から副会長をさせて頂く事になりました。担当は社会保険・地域医療・財務・福祉・医療制度・休日診療です。副会長の井藤先生と協力し会長の河合先生をサポートさせて頂き、皆様のお役に立てる様頑張って参ります。
さて2019年、2020年は耳鼻咽喉科医にとって新たな年になります。旧特定非営利法人日本耳鼻咽喉科医会( 以下、旧日耳鼻医会) が、一般社団法人日本耳鼻咽喉学会(
以下、日耳鼻学会) の指導の下に創立致しました前身の日本耳鼻咽喉科医会連合会から数えて、2017年に創立50 周年を迎え、7 月16 日に記念式典、そして17 日に最後の臨床家フォーラムを行いました。
旧日耳鼻医会は創立当初から完全な全国組織ではなく、道府県によっては医会と日耳鼻学会地方部会が一体化していて医会の必要性がない等の事情で旧日耳鼻医会に参加しない道府県が多くなり、旧日耳鼻医会は実態として脆弱な組織になってきておりました。
このような状態が長く続いておりましたが、他科と同様、学会と医会は一体となって医療に取り組まなければならないと、日耳鼻学会の主導の下、全国組織の医会を再度立ち上げるとの構想を受け、旧日耳鼻医会は耳鼻咽喉科医の将来を考えて2017 年12 月31 日に発展的解散を致しました。そして日耳鼻学会で検討されていた全国耳鼻咽喉科医会が学会内組織として2018年7月1日に創立され、一般社団法人日本臨床耳鼻咽喉科医会が2020 年4 月1 日に設立される予定です。この新たな会のために都耳鼻も一丸となって参加・協力していきましょう。
休日診療におきましては、救急診療検討委員会を立ち上げ、奥野委員長を始め休日診療の先生方に副会長、庶務、情報処理の先生方も参加し検討して参りました。各委員が協力し全国の耳鼻咽喉科休日診療の実態調査、現在の6ブロックの見直し、またセンター方式についても検討しております。さらには2018年11月29日に東京都医師会会館で東京都医師会、東京都福祉保健局医療政策部救急災害医療課、都耳鼻の三者合同の会議が初めて行われました。この休日診療は都耳鼻の大切な事業の一つですので一人でも多くの先生方に参加して頂き、都民の健康を支える事が出来ればと考えております。
一般社団法人日本臨床耳鼻咽喉科医会設立とその活動への参加、そして休日診療の件も会員皆様方のご理解とご協力が最も大切です。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。